ストップ!!ひばりくん
アブノーマル漫画の原点と言えば、江口寿史氏の80年代の代表作「ストップ!!ひばりくん」だろう。
母の死を契機に、母の古い友人であるヤクザ(大空組)の親分宅にお世話になることになった主人公・坂本耕作。
最初は、動揺し、逃げ出したい想いに駆られるものの、美人姉妹の長女・つぐみ、次女・つばめ、末娘・すずめに囲まれ段々と気持ちも安堵する。
そこに現れたのが女装好きな同年齢の長男・ひばりだ。
上京したてて東京に疎い耕作と、彼に猛アタックを繰り返すひばりのアブノーマル恋愛ストーリー。
耕作本人は、お姉さんのつばめさんに惹かれており、当初は、ひばりくんの事を鬱陶しく、避けていたのだが、次第にひばりくんの事が気になっていく。
耕作・つばめ・ひばりの三角関係も見もの。
感連載当時としては、あまりにも衝撃的で、斬新なストーリーだったため、正直戸惑いを隠せなかったが、興味を惹かれる作品であった。
ただ作者の江口寿史氏は、未完作品が多いのが有名。
当作品も途中で投げ出すのではないかと不安になりつつも、アニメ化されてホッと安心した矢先、やっぱりの展開。
この中断には、がっかりと同時にストレスすら溜まった読者は多かったのではないだろうか。
それが2010年2月、27年ぶりに続編となる最終話が発売され、永遠の未完作品であった「ストップ!!ひばりくん」にようやく完結が言い渡された。
江口寿史氏には、この調子で、他の未完作品「パパリンコ物語」などの執筆にも期待したい。