ルパン三世・カリオストロの城

数あるアニメ作品の中でも、不朽の名作と呼べるのは「ルパン三世・カリオストロの城」だろう。
カリオストロ作品の良さは、ルパン三世が旧ルパンの青服であることからはじまり、不二子のキャラクターも一番人気の時の絵柄、スーパーヒロイン「クラリス」の登場など、カリオストロを巡るストーリー以外にも魅力が備わっていた。
しかし、それだけではただの「良作」レベルで、「名作」までには発展しなかっただろう。
では、名作にまで上り詰めたのはなぜか。
それは銭形警部の名言があったからこそである。
クラリスと出会い、クラリスを奪われ、クラリス救出とカリオストロ城の秘密ゴート札を暴露するため、ルパンは仲間の次元、五右衛門、不二子と共に必死にカリオストロ伯爵に立ち向かう。
そして無事クラリスを救出し、ゴート札の秘密も暴露した後のフィナーレにて名言事件が起こる。
ルパンに淡い恋心を抱いてしまったクラリスが「連れてって」と切望するものの、ルパンはかっこよく断り走り去る。
ルパンを見つめるクラリスの背後から駆けつけた銭形警部の「奴め、まんまと盗みよったか」の言葉に、クラリスは「あの人はなにも盗ってません」と返すと、銭形警部の名言「奴はとんでもない物を盗んでいきました。
あなたの心です。
」が炸裂。
クラリスを救出したのも、戦ったのもルパンであるのに、カリオストロ作品の中で一番美味しいセリフを盗んだ銭形警部。
本当の悪党は銭形警部なのではないだろうか。