究極超人あーる
1985年から2年間、少年サンデーで連載していた、ゆうきまさみ作の学園コメディ「究極超人あーる」。
サンデーではこの時期、「ピントぴったし」とか「スマイルforミー」など、写真を題材にした漫画が良く連載されていたが、あーるの世界でも舞台は写真部であった。
ただ正確には「光画部」と呼んでいるようだ。
主人公のR・田中一郎は、白いご飯が大好きなアンドロイド。
サンデー史上最強の脇役キャラとも言える闘う先輩・鳥坂先輩をはじめ、同級生の大戸島さんごや堀川椎子、OBのたわば先輩など、ユニークキャラと共に学園生活をエンジョイする。
今回取り上げたいのは学園内での話ではない。
この「光画部」などというマイナー部活動が、全国的に有名になった予想外のストーリーがある。
それは、飯田線に乗って光画部が合宿に出かけた時の話だ。
合宿先でも鳥坂先輩が絡む数々のストーリーは展開されたのだが、やはりピックアップしたいのは、飯田線での話だろう。
ちょうどR・田中一郎が、下山村-伊那上郷間のΩ(オメガ)カーブで電車との競争する場面がある。
これが、ファンの間では聖地となり、学生間では「下山ダッシュ」などと呼ばれて親しまれただけでなく、「飯田線のバラード」というタイトルで歌まで作られた。
さらにその勢いは加速し、「探偵ナイトスクープ」でも取り上げられるまでになった。
漫画のひとコマが、ここまで広がったのは本当にファンのおかげだと言っていいだろう。